わが家の末っ子、あかり。
3匹の中では一番小さいのですが、毎日見ていると、
「この子、本当に要領がいいなあ」
と思うことがあります。
人間には遠慮なく何かを要求する。
ハナには容赦なく絡みに行く。
誰も遊んでくれなければ、一人でも楽しく遊べる。
ところが、相手がチロとなると、ちゃんと様子を見る(笑)。
そして、気がつけば「どうやってそこに登った?」という場所から、こちらを見下ろしていることも。
どうやらあかりは、わが家で楽しく暮らすためのコツを、誰に教わるでもなく身につけているようです。
今日は、そんな自由すぎて、ちょっぴり世渡り上手な末っ子・あかりのお話です。
朝一番、謎の『ビィー、ビィー』
わが家の末っ子、あかり。
体は小さいけれど、なかなかの世渡り上手です。
朝、私が2階から1階へ降りると、あかりが待っています。
そして、私の前に立ちふさがって――
「ビィー、ビィー!」
何かを必死に訴えてきます。
ご飯?
遊んでほしい?
それとも、ただの朝のごあいさつ?
いまだに用件は分かりません(笑)。
それでも毎朝、私の進路を塞いでは、
「ビィー、ビィー!」
どうやら、あかりにとっては大事なことらしい。
ただし、何が大事なのかは下僕には分かりません。

毎朝、下僕の進路を封鎖するあかり。『ビィー、ビィー』……で、ご用件は?
誰もいなくても、一人で遊べます
そんなあかりですが、いつも誰かに構ってもらわないとダメな猫かというと、そうでもありません。
誰も遊んでくれなければ――
一人で遊びます(笑)。
おもちゃを見つけては、自分でちょいちょい。
追いかけて、捕まえて、またちょいちょい。
見ているこちらが、
「一人でも十分楽しそうだな……」
と思うくらい、勝手に遊んでいます。

誰も遊んでくれなくても大丈夫。あかりは一人でも忙しい。
人にも猫にも絡みに行く。
でも、誰も相手をしてくれなくても平気。
あかりは、あかりで勝手に楽しい。
このあたりが、あかりの要領のよさなのかもしれません。
ハナ様を見つけると、話は別
ところが、近くにハナがいるとなれば話は別です。
遊び相手、発見。
あかりは遠慮なくハナに絡みに行きます。
わが家では「ハナ様」と呼ばれ、神のように扱われているハナ。
しかし、あかりにはそんな肩書きは通用しません。
気がつけば――
ハナ様、ひっくり返される(笑)。

ハナ様にも容赦なし。遊びたいあかりの猛攻。
どうやらあかりにとってハナは、「遊びたいときに遊んでもらえるお兄ちゃん」くらいの存在なのかもしれません。
しかも、遠慮がないのは遊びだけではありません。
ハナが猫草を食べていると……
あかりがやって来ます。
そして――
しれっと横取り(笑)。

ハナ様が食べていた猫草も、しれっと横取り。遠慮という言葉を、あかりはまだ知らない。
しかし、チロが相手となると……
ハナにはあれだけ遠慮のないあかり。
ところが、相手がチロとなると少し様子が違います。
チロを見つけると――
すくむ(笑)。

相手がチロとなれば話は別。あかりは、引き際も知っている。
体の大きなチロに、正面から無茶な勝負は挑まない。
ハナには突撃する。
チロには慎重になる。
このあたり、ちゃんと相手を見ているような気がします。
無理をしないのも、立派な世渡り術です(笑)。
あかりに「そこは登れない」は通用しない
そして、あかりにはもう一つ特徴があります。
とにかく――
どこにでも登る。
ふと視線を感じて上を見ると……

視線を感じて上を見ると……いた。なぜ、そこにいる。
さらに別の日には――

そして普通に歩く。そこは猫の通路ではありません。
人間からすると、
「どうやってそこまで行った?」
という場所でも、あかりには関係ありません。
家の中を平面ではなく、完全に立体的に使っています(笑)。
結局、あかりは自由なのだ
朝は下僕に「ビィー、ビィー」と謎の要求。
誰もいなければ一人で遊ぶ。
ハナ様を見つければ遠慮なく絡み、猫草まで横取り。
でも、チロが相手ならちゃんと様子を見る。
そして、誰も行かないような場所まで勝手に開拓する。
こうして並べてみると、あかりは単に「要領がいい」というより、
自分が楽しく暮らす方法をよく知っている猫
なのかもしれません。

我が家の役者全員集合。さて、本当に一番要領がいいのは誰でしょう?
チロにはチロの生き方があり、
ハナにはハナの生き方がある。
そして、あかりにはあかりの生き方がある。
今日もきっと、好きなところへ登り、好きな相手に絡み、好きなように遊ぶのでしょう。
そして明日の朝も、私が階段を降りていけば――
「ビィー、ビィー!」
……だから、何なんだ(笑)。

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