昨年の終わり頃、わが家の庭に、一匹の茶トラの子猫が現れました。
長崎ではキジ猫を見かけることが多いので、茶トラは少し珍しく感じました。
その頃はまだ小さな子猫でしたが、春になると、その子がお母さんになっていました。
3匹の子猫を連れて。
子猫だと思っていた茶トラが、お母さんになった
不思議だったのは、お母さん猫が大きくならなかったことです。
出産したあとも体は小さいままで、気がつけば子猫たちとほとんど変わらない大きさになっていました。
それでも子猫たちを守り、育て、一生懸命生きています。
わが家では5年ほど前から、自分の所有する土地の中で外猫たちにご飯と水を用意しています。
そこへ、この茶トラ家族もやって来るようになりました。

たまに現れる4匹目
普段は親子3匹を見かけることが多いのですが、ときどきもう一匹の茶トラが現れることがあります。
その子は探検好きなのか、縄張りの外まであちこち歩き回っているようです。
その日は茶トラが4匹そろう、ちょっと特別な日になります。

サッシに手をかける姿
ご飯をあげようとサッシを開けると、お母さん猫はレールに両手をかけて、中へ入ろうとします。
その姿を見るたびに思います。
「この子は、うちの子になりたいのかもしれない。」
でも、わが家にはチロ、ハナ、あかりの3匹がいます。
これ以上保護すれば、自分の力を超えてしまうかもしれない。
多頭飼育崩壊だけは避けたい。
だから私は、家の中から、この家族を見守ることしかできません。
それでも続ける理由
全部の猫を救うことはできません。
でも、ご飯を食べ、水を飲み、安心して眠れる場所が少しでも増えたら。
そんな小さな積み重ねなら、続けていけると思っています。
今日もサッシの向こうでは、小さなお母さんと子猫たちが、それぞれの一日を生きています。


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