私は長崎市で暮らしています。
長崎は猫の多い街です。そして私はこれまで、長崎では今も多くの猫が殺処分されているものだと思っていました。
ところが、このブログを立ち上げるにあたり、長崎市の猫を取り巻く状況について改めて調べてみて、驚きました。
長崎市は、令和6年度に犬猫の殺処分ゼロを達成していたのです。
正直に言えば、私はこのことを知りませんでした。
「一匹でも多くの猫を殺処分から救いたい」
そんな思いもあって、このブログを始めようとしていた私にとって、これは本当に嬉しい驚きでした。
しかし、同時にこうも思いました。
殺処分がゼロになったら、それですべての猫が幸せになったのだろうか。
私の答えは、「まだ、その先がある」です。
長崎市はどうやって「殺処分ゼロ」を実現したのか
長崎市の発表によると、猫の殺処分数(自然死等を除く)は、令和2年度の404頭から、令和3年度280頭、令和4年度113頭、令和5年度23頭へと大きく減少し、令和6年度にはついに0頭となりました。
この殺処分ゼロは、行政だけの力で実現したものではありません。
長崎市は、地域猫活動や動物愛護管理センターに収容された猫の譲渡、そして令和6年度に始まったミルクボランティアなど、動物愛護ボランティアや地域の方々によるさまざまな取り組みが、殺処分ゼロにつながったとしています。
特に印象に残ったのが、ミルクボランティアの存在です。
センターに収容される猫の中には、まだ自分でご飯を食べることのできない離乳前の子猫もいます。こうした子猫には数時間おきの授乳や排せつの介助などが必要で、センターだけですべてを世話するのは難しいそうです。
そこで、ボランティアが子猫を一時的に自宅などで預かり、自力でご飯を食べられるようになるまで育てる取り組みが行われています。
長崎市によれば、このミルクボランティアを開始した令和6年度以降、猫の殺処分ゼロが続いています。
私が知らないところで、こんなにも多くの人たちが猫の命をつなぐために動いていたのです。
| 年度 | 猫の殺処分数(自然死等を除く) |
| 令和2年度 | 404頭 |
| 令和3年度 | 280頭 |
| 令和4年度 | 113頭 |
| 令和5年度 | 23頭 |
| 令和6年度 | 0頭 |
出典:長崎市公表資料
でも、「殺処分ゼロ」がゴールではない
長崎市が殺処分ゼロを達成したことを知って、私は本当にうれしく思いました。
しかし、街で暮らす猫たちを見ていると、「これですべて解決した」とは思えません。
殺処分されなくても、外でお腹を空かせている猫がいます。雨や寒さをしのぐ場所のない猫もいます。けがや病気になっても、十分な治療を受けられない猫もいます。
そして、新しい家族との出会いを待っている猫たちもいます。
私が願っているのは、猫がただ殺処分されないことだけではありません。
安心して眠れること。
お腹いっぱいご飯を食べられること。
そして、できることなら、愛してくれる家族と一緒に暮らせること。
そこまでたどり着いて初めて、その猫にとっての「幸せ」なのではないかと私は思っています。
だから私は、このブログを始めました。
私一人にできることは、決して多くありません。
それでも、何もしなければ何も始まりません。
まずは、自分の身近にいる猫たちを大切にすること。そして、長崎で猫たちの命を守るために活動している方々のことを知り、応援すること。自分にできることがあれば、一つずつやってみること。
その一つとして、私は「ながさき保護ねこ日記」を始めました。
このブログでは、長崎の保護猫や地域猫のこと、猫たちのために活動している方々のこと、そしてわが家のチロ、ハナ、あかりとの暮らしなどを綴っていきたいと思っています。
そして、このブログを少しずつ育て、得られた収益の一部を、長崎の猫たちのために役立てていくことも目標にしています。
どこまでできるかは、まだ分かりません。
でも、今日から始めます。
一匹でも多くの猫が、安心して眠れる長崎になるように。
このブログと一緒に、私自身も学び、できることを少しずつ増やしていきたいと思います。
このブログを通じて、猫を思う人たちとの新しい出会いが生まれたら、これほどうれしいことはありません。

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